コリドラスの病気 PR

コリドラスが病気にならない飼育方法

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コリドラス飼育を始めて最初の方にぶつかる壁として、「コリドラスの病気」というものがあると思います。

その中には、寄生虫のように目視ができて原因がハッキリと分かるものもあれば、原因不明のままコリドラスが弱っていき、そのまま☆になってしまうようなパターンもあります。

こんな風に書いている私自身も、知識不足や飼育環境の悪化からコリドラスを病気にしてしまった経験がある者の1人です。

先に結論を書きますと、病気にならない飼育方法は生物ろ過の充実した飼育環境を整えること、②定期的な管理を怠らないこと過密飼育をしないことです。

ということで、様々な病気を経験したからこそ感じる「コリドラスが病気にならない飼育方法」について詳しく書いていきたいと思います。

コリドラスの原因不明の死が続いている人や、コリドラスの飼育むずすぎワロエナイ・・・という人は参考にしてみてください。

コリドラスが病気になる3パターン

飼育しているコリドラスが立て続けに病気になると、「コリドラス飼育って難しいな・・・もう辞めようかな」と思ってしまいがちですが、数いる熱帯魚の中でもコリドラス飼育は簡単な方です。

じゃあなんで病気になるの?ということなのですが、私はコリドラスが病気になる環境には主に3パターンあると思っています。

1.生物ろ過ができていない

水槽内のろ過には「物理ろ過」と「生物ろ過」の2つがあります。

物理ろ過というのはその名の通り、物理的にゴミ等をこし取るろ過のことですね!

例えば、上部フィルターであれば吸い込み口から水槽内の水を吸い上げて循環させていますが、その過程で水槽内の糞や小さなゴミも吸い取ってくれます。

これが物理ろ過ですね。

次に生物ろ過についてですが、大まかに言うとバクテリアの働きによって熱帯魚が出す糞やアンモニア(尿)を分解し、なるべく熱帯魚にとって無害なものに変化させて水槽内に蓄積させないようにする生物が行ってくれるろ過のことですね!

糞やアンモニアが水槽内に蓄積されると、硝酸塩というものが蓄積されていき、飼育水が酸性に傾いていくことでコリドラスのヒゲやヒレが溶けていくといった現象などが起こってきます。

よく目にする、1週間に1度の水替えをしよう!という理由が、主にこの硝酸塩を水槽外へ排出するためですよね。

生物ろ過が行われていない環境ほど、硝酸塩が分解されず溜まりやすくなるので水替え頻度は多く必要になり、水替え頻度が増えると、同時にバクテリア等の微生物も排出されてしまいます。

増えたバクテリアを自ら捨ててしまう形になってしまうわけですね。

このようなバクテリアが増えにくい環境で飼育していると、生物ろ過能力が下がり、飼育水が安定しにくくなるためコリドラスも病気になりやすくなります。

ではどうすれば良いのか?という話は長くなってしまうので後半に書いていきたいと思います。

話が戻りますが、生物ろ過が大きく機能していれば、勝手に分解してくれるため物理ろ過は殆ど必用ないと言っても過言ではありません。

2.定期的な管理ができていない

生物ろ過がしっかりと行われている環境でも、定期的な水替えやリセット等の飼育管理ができていないと、コリドラスは病気になりやすいです。

具体的な例を1つ挙げます。

私の使用しているフィルターは底面フィルターなのですが、このフィルターは生物ろ過能力が高いため、水替え頻度は3か月に1回程度で維持しています。

私はそんな飼育管理の殆ど必用ない環境に甘え、ある時期1年近く水替えをしなかったことがありました。

すると、コリドラスのヒゲが溶けたり、各ヒレが溶けたり・・・中には☆になってしまったコリドラスもいました。

この出来事に関しては私が飼育者失格という話なのですが、お伝えしたいことは生物ろ過能力が整っている環境でも、定期的な管理を怠ると飼育水が悪化して病気を招いてしまうということです。

ですので、どんな環境であれその水槽環境に適した定期的な管理が必要です。

3.過密飼育をしている

過密飼育も病気を招く原因の一つだと感じています。

私の過密飼育が原因で発症したと思われる病気の一つに、ポップアイがあります。

コリドラスの目がデメキンのように呼び出てしまう症状ですね。

45㎝水槽に20匹近くコリドラスを入れていた時に、クルジエンシス♀に発症しました。

定期的な管理はしっかりと行っていたため、おそらく過密飼育が原因ではないか?と考えています。

コリドラスは基本的に「」にいる魚なので、飼育数が多いと遊泳範囲が狭くなってしまい、強いストレスがかかるのではないかと思います。

アクアリストとしては、少しでもたくさんのコリドラスを飼育したいし、ちょっとくらい多くても大丈夫でしょ!と思いがちですが、

過密飼育は思っている以上にコリドラスにとって悪影響を及ぼすものなのだと実感しました。

過密飼育を辞めるだけで色々改善できることもあるかもしれません。

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人間に例えてみる

人間も日常生活をしていると電車内やバスの車内などいくらでも風邪の菌が蔓延していますよね。

水槽内も同じで、よく言われているエロモナス菌などは常在菌だと言われています。

でも、風邪を引きやすい人(魚)と引きにくい人(魚)がいます。

両者の違いは、綺麗な空気の中で健康的な食事や体調管理、規則正しい生活ができているかどうかではないでしょうか。

人間にとって生きる為に必要なのが綺麗な酸素だとすると、魚にとっては綺麗な水ですね。

コリドラスにとっての綺麗な水とは、不純物の少ない汲みたての水道水ではなくて、糞やアンモニアを素早く分解してくれる生物ろ過環境が整った水だと考えています。

適正な飼育数で栄養豊富な餌を与え、バクテリアの繁殖した環境で定期的な管理を怠らず飼育すれば、コリドラスが病気になることは殆どありません。

人間も、健康的な生活をしている人はいつまでも若々しく病気にもなりにくいです。

実際に発症した病気と原因

参考までに、うちで実際に発症した病気と原因を書いていきます。

  • ポップアイ→過密飼育している水槽内で発症
  • 尾ぐされ病→定期的な水替え&リセットを怠った水槽内で発症
  • エロモナス病→経験なし

ポップアイについては、前述したように過密飼育している水槽内で発症したため、過密飼育をしないようにすれば防げると思います。

尾ぐされ病については、約1年間水替えをせず酸性に傾いた水槽内で発症したため、生物ろ過環境の整った水槽であれば定期的な管理を怠らないようにすることで防げるはずです。

よく聞くエロモナス病に関しては、私は経験がありません。

もしかすると、生物ろ過環境の整った水槽では発症しにくいのかもしれません。

ちなみに、寄生虫に関しては水槽環境の良し悪しは関係なく、持ち込んだコリドラスに付着していれば水槽内のコリドラスにも数珠繋ぎ的に感染していきます。

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病気になると治すのが大変

一度病気になってしまうと治すのが大変です。

ヒゲが溶ける程度なら再生してくれますが、ヒレが溶けてしまったりポップアイになったりするとなかなか治りません。

これも人間と同じですね。

病気を治すよりも、病気にならないような予防が大切です。

コリドラス飼育においての予防とは、しつこいようですが生物ろ過環境の整った水槽で飼育し、過密飼育を控え定期的な管理を怠らないことです。

病気にならない飼育方法のポイント3つ

  • 生物ろ過の整った環境で飼育する
  • 過密飼育をしない
  • 定期的な水替え&リセットを行う

私自身の経験からも痛感していることですが、上記3つのポイントを守るだけで病気とは殆ど無縁のコリドラスライフが送れると感じています。

そして、この3つのポイントを満たすための一番簡単な方法は、底面フィルターを使用した飼育方法です。

このブログでは何度も「底面フィルターがコリドラス飼育にいかに向いているか」を書いてきているのですが、本当に管理が楽で助かっています。

管理が楽な理由は生物ろ過能力が高いからで、そのおかげで水替え頻度は3か月に1回程度と数年に1度のリセットで健康に飼育できています。

生物ろ過環境さえ整えてしまえば、あと2つのポイント(過密飼育をしない、定期的な水替え・リセット)はいくらでも調整できます。

生物ろ過能力を高める、というのが一番難しいので、それを簡単に実現できる底面フィルターは初心者の方にこそおすすめのフィルターだと私は考えています。

そんな底面フィルターでのコリドラス飼育について、セットから数年後の管理までを詳しくこちらの記事に記載しています↓

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まとめ

私は過去にコリドラスを病気にさせてしまった経験がありますが、生物ろ過が行われている水槽で過密飼育を避け、定期的な管理をしっかりと行っている水槽のコリドラスは病気になっていません。

難易度の高い種類は飼育したことがないので分かりませんが、少し気難しいと言われているアッシャー程度までなら上記の条件下で健康に飼育できています。

コリドラスが病気になり過ぎて辛い・・・という人は、一度底面フィルターでの飼育を検討されてみてはいかがでしょうか?

それでは、参考になれば幸いです。

良いアクアライフを(^O^)/

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