南米原産のナマズの仲間「コリドラス」は、温和な性格と可愛らしい動きで世界中のアクアリストから人気を集めています。

その中でも比較的珍しい種類として知られているのが コリドラス・オイヤポクエンシス(Corydoras oiapoquensis) です。


本記事では、コリドラス・オイヤポクエンシスの特徴、生息地、飼育方法、混泳、繁殖のポイントまで詳しく解説します。

コリドラス・オイヤポクエンシスとは

コリドラス・オイヤポクエンシスは、南米に生息する小型ナマズの一種で、コリドラス属に分類される熱帯魚です。

派手さはないものの、アイバンドが入っており、コリドラス・パンダのような可愛らしい模様がなんともキュートなコリドラスです。

体長は大人で約5cmほどと小型で、複数匹で群れる習性があります。

底層をゆっくりと泳ぎながら餌を探す姿はとても愛らしく、水槽のマスコットキャラクターとしても非常に魅力的な存在です。

また、比較的丈夫で飼育しやすいため、コリドラスの飼育に慣れている方であれば難易度は高くありません。

原産地・生息環境

コリドラス・オイヤポクエンシスは、南米の オヤポック川流域(ブラジルとフランス領ギアナの国境付近) に生息しています。

この地域の河川は以下のような特徴があります。

・水質:弱酸性〜中性
・水温:24〜28℃
・流れ:比較的緩やか
・底質:細かい砂

自然界では落ち葉や流木が多い環境に生息しており、砂底をついばみながら餌を探しています。

このブログでおすすめしている底面フィルター+大磯砂を使用した水槽環境を用意することで、健康で安定した飼育を行うことができます。

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コリドラス・オイヤポクエンシスの特徴

①落ち着いた体色と美しい模様

体色は ベージュ〜薄茶色 をベースに、コリドラス・パンダのような可愛らしい模様が入っています。

派手な種類ではありませんが、自然な美しさがあり、水槽内でも独特の存在感を放ちます。

また、光の当たり方によって体表の模様が微妙に変化して見えることもあり、観察していて飽きません。

② 温和で混泳しやすい

コリドラス全般に言えることですが、オイヤポクエンシスも非常に温和な性格 をしています。

基本的に他の魚を攻撃することはなく、以下のような魚と相性が良いです。

・ラスボラなどの小型コイ科
・小型レインボーフィッシュ
・グッピー
・他のコリドラス

などなど、コリドラスを攻撃しない大人しい種類がおすすめですね!

個人的にはラスボラアクセルロディ・ブルー(スタンダニオ・アクセルロディ・ブルー)という種類はかなりおすすめです。

青く輝く体色はまるで宝石のような美しさがあり、ネオンテトラなどカラシン類とは一味違った趣があります。

水槽内を20~30匹が群泳している姿はとても美しく、癒されます!

ラスボラ系は体色の美しい種類が多いため、色々探してみると面白いですよ!

③ 群れで行動する

コリドラスは 群泳性が強い魚 です。単独でも飼育できますが、自然環境下での行動に近づけるなら3〜5匹以上での飼育がおすすめです。

また、複数匹で飼育する方が繁殖にも繋がりやすいため、繁殖も狙うなら3匹以上が望ましいです。

複数匹で底をつつきながら移動する姿はとても可愛らしく、見ていてとても癒されます。

飼育に必要な水槽環境

水槽サイズ

コリドラス・オイヤポクエンシスは小型種のため、以下の水槽で飼育できます。

・30cm水槽:3〜5匹
・45cm水槽:5〜10匹
・60cm水槽:10匹以上

飼育水の安定にはある程度の水量がある方が良いため、群れで飼うことを考えると45cm以上の水槽が理想的です。

水温

適正水温は23〜27℃と言われていますが、うちのコリドラスは全て25度で管理しており、問題なく飼育できています。

低水温を好むアッシャーでも同じく25度ですね。

夏場はエアコンの効いた部屋でも30度程度になりますが、飼育水の安定した水槽であれば30度を超えても元気に過ごすことができています。

冬場はヒーターを使用し、安定した水温を維持することが重要です。

急激な水温変化にはやや弱いため、冬場の温度管理には注意しましょう。

水質

コリドラス・オイヤポクエンシスは以下の水質を好みます。

・pH:6.0〜7.0
・弱酸性〜中性

うちでは全てのコリドラス水槽で大磯砂を使用しており、使い古したものは弱酸性寄りですが、使い始めは中~弱アルカリ性ではあるものの、問題なく飼育できています。

長年コリドラスを飼育している感覚としては、水質よりも底面フィルターなどのろ過能力の高いフィルターで飼育水を安定させることが何よりも重要だと感じています。

底砂

コリドラス飼育では細かい砂系の底砂が推奨されますが、我が家は底面フィルターを使用しているため、相性の良い大磯砂を使用しています。

コリドラスが底砂に鼻を突っ込んでホジホジする姿を

  • 田砂
  • 川砂

などの粒子の細かい砂を使用すると良いでしょう。

粒の荒い砂利を使うとヒゲが傷つき、最悪の場合ヒゲがなくなってしまうこともあるため、角の丸い砂を使用するのがおすすめですね!

隠れ家

コリドラスは臆病な一面もあるため、以下のような隠れ場所を用意すると安心します。

・流木
・石組み
・水草
・土管

ただ、底面フィルターを使用する場合は水替え頻度が少なくなるため、流木はおすすめしません。

水替えしない水槽に流木を入れると、流木の成分が溶けだして水質が酸性に傾き、生態系のバランスが崩れてしまうからです。

石や水草はコリドラスの絶好の隠れ家になるため、どんなフィルターでもおすすめできますね!

餌

コリドラス・オイヤポクエンシスにおすすめの餌は以下です。

・沈下性コリドラスフード
・タブレットフード
・冷凍赤虫
・ブラインシュリンプ
・イトメ

底に沈む餌を選ぶことが重要ですが、この中でも特におすすめなのは冷凍赤虫です。

冷凍赤虫は解凍時に出てくるドリップを洗い流して使用することで、水槽内が汚れにくく飼育水の安定に役立ちます。

沈下性のタブレットフードやブラインシュリンプなどは性質上、水槽内に舞い上がったり溶けだしてしまうため、冷凍赤虫と比較して水が汚れやすくなってしまいます。

ですので、それらを与える場合は水替え頻度を増やして飼育水の安定に努める必要がありますね。

繁殖について

コリドラス・オイヤポクエンシスの繁殖は、コリドラスの基本的な繁殖パターンと同じです。

繁殖のポイントは以下です↓

  1. 複数匹で飼育する(3匹~5匹推奨)
  2. 水換えで水温を少し下げる
  3. 高タンパクの餌を与える

まとめると、45㎝水槽以上で♂♀合わせて3匹~5匹を単独飼育し、高タンパクの餌(冷凍赤虫やイトメ)を与え、♀が太ってきた頃に水替えして2度程度水温を下げると産卵することがあります。

♂が♀を追いかけているのが目につくようになったら産卵の日は近いです!

繁殖行動では、コリドラス特有のTポジションが見られます。

♀はガラス面や水草に卵を産み付け、3日~5日で孵化します。

稚魚には

  • ブラインシュリンプ
  • パウダーフード

などの細かい餌を与えますが、用意できるならブラインシュリンプが最も栄養価が高く稚魚の生存率が上がる餌だと感じています。

まとめ

コリドラス・オイヤポクエンシスは、パンダのような可愛らしい模様と温和な性格が魅力の人気のあるコリドラスです。

主なポイントをまとめると以下の通りです。

  • 体長4〜5cmの小型コリドラス
  • 南米オヤポッキ川流域が生息地
  • 温和で混泳しやすい
  • 群れで飼育すると魅力倍増
  • 繁殖は比較的容易

派手な種類ではありませんが、自然な魅力と可愛らしい行動を楽しめるため、コリドラス好きにはぜひ飼育してほしい種類です。

適切な環境を整えれば長期間飼育することも可能なので、ぜひ水槽に迎えてその魅力を楽しんでみてください!

それでは、良いアクアライフを(^O^)/