1人暮らしで熱帯魚飼育を始めようとしているそこのイケてるあなた!
初期費用や電気代など、どのくらいお金がかかる趣味なのか分からないことも多いですよね?
癒されるために熱帯魚を飼い始めたのに、金銭的な負担が原因で生活を圧迫しては本末転倒です。
そんなアクアリウム初心者の疑問を、2回に分けてお伝えする回がやってきました(勝手に)。
まずは今回、7畳1Kで一人暮らしをしている私が、一人暮らしで熱帯魚飼育に掛かる電気代をお伝えしていきたいと思います。
※熱帯魚飼育に掛かる電気代は、どんな設備を使うかによっても変動するため、参考程度に見ていただければと思います。
1K一人暮らしの電気代の平均
1K一人暮らしの電気代の全国平均は1か月あたり約5000円程度のようです。
これは、夏場のエアコン、冬場の暖房をどれだけ使うかにもよるので、人によってかなり差があるものと思われますが、
大体、3千円~5千円程度に収まっている人が多いようですね。
私も熱帯魚飼育をしていない時の電気代は4千円程度だったと記憶しています。
以下、総務省統計局の調査による、一人暮らしの1か月の電気代平均のデータを引用してきました↓
全国の1か月の電気代平均 | |
平成29年 | 5392円 |
平成30年 | 5852円 |
令和元年 | 5700円 |
ちなみに、一人暮らしのガス代の全国平均は3千円程度というデータがありました。
これらを合わせると、電気代とガス代で1か月に約8千円がかかっている計算になりますね。
電気代~7畳1K 水槽4本のリアル
私は現在、7畳1Kの賃貸マンションに暮らしているのですが、45㎝水槽を3本、40㎝水槽を1本の計4本設置しています。
まずは、水槽の電気代を計算する前に、現在の生活に掛かっている今年の1月から8月までの電気代を表にまとめてみます。
1か月の電気代 | |
1月 | 13877円 |
2月 | 18718円 |
3月 | 16171円 |
4月 | 13648円 |
5月 | 11478円 |
6月 | 10781円 |
7月 | 8086円 |
8月 | 9342円 |
一応証拠画像も貼り付けておきます。
こうして見てみると、我ながら結構かかっているな・・・という驚きを隠せません(;’∀’)
特に高くなっている月は、1~4月までの暖房を使う時期。
この時期は水槽のヒーターの電気代だけでなく、飼い主自身が冬を越すために暖房を稼働させているため、かなり電気代が高くなっています。
一番高い2月と一番低い7月とを比較すると、その差は何と1万円も・・・。
いくら何でも高すぎる!と思っちゃいますね・・・辛い。
とはいえ、一応ここまで高くなっているのには理由がありまして、我が家はお風呂もガスではなく、電気で沸かすタイプであるため、電気代が通常よりも高くなる傾向にあるんです。
なので、湯沸し器+暖房+水槽の電気代で冬場は目を覆いたくなるような電気代となっておるわけですね。
ガスが無い分、上記したガス代の約3000円が約4~5000円の電気代にプラスされるので、熱帯魚を飼育していなくても毎月電気代が7~8千円かかっています。
そう考えると、7月の電気代である8086円や8月の9342円という数字はそんなに高いとは言えない気がします。
水槽1本あたりの電気代
前置きが長くなってしまいましたが、気になるのは水槽にいくら電気代がかかっているのか?ということ!
ポイントとしては、ヒーターが稼働しているかどうか?が大きいです。
というのは、熱帯魚飼育において最も電気代を発生させる器具が水を温めるヒーターだからです。
45㎝水槽の場合、100W~150Wのヒーターを使用していることが多く、実際に我が家でもそのW数の物を使用しています。
100Wの場合、1日24時間稼働させると掛かる電気代は約65円。
150Wの場合、1日24時間稼働させると掛かる電気代は約97円。
ちなみに、この2つで約30円も金額差がありますが、150Wで温めた場合と100Wで温めた場合とでは、150Wの方が力が強く、少ない電力で温められるため、
同じ水量である45㎝水槽に対して掛かる実際の電気代はあまり差はないものと思われます。
ヒーターの稼働時期ですが、秋頃から夜寒くなるとヒーターが稼働し始め、冬場になるとヒーターがフル稼働するようになります。
100Wがフル稼働すると1日約65円掛かる計算ですから、65×31=2015
ということで、1か月で約2000円の電気代が掛かる計算になります。
ただ、ヒーターは常に稼働しているわけではなく、設定温度に達したら稼働がストップしますから、実際の稼働率は冬場で8割程度ではないでしょうか。
つまり、2000×0.8=1600円ほどが45センチ水槽の1か月に掛かっているヒーターの電気代ということになります。
うちには水槽が4本ありますから、1600×4=6400円がヒーターの電気代としてかかっている計算になりますね。
次に、ヒーター以外の電気代を計算していきます。
- フィルター
- 蛍光灯
まずフィルターですが、うちでは底面フィルターを使用しているため、フィルターに空気を送り込む役割を担うエアーポンプがフィルターの電気代となります。
上のリンク先のツールで調べてみると、水作水心SSPP3Sは消費電力が最大2.8Wのため、1か月の電気代は53.75円になりました。
なので、53.75×4=215円が4本の水槽の1か月のフィルターの電気代ですね!
次に蛍光灯ですが、うちではテトラのイージーエコライトを使用しており、こちらは消費電力が9Wです。
これを入力して計算すると、1か月の電気代は79.18円になります。
うちでは水槽2本に対して1本の蛍光灯を使用しているので、79.18×2=約158円が蛍光灯の1か月の電気代になりますね!
ということで、ヒーターがフル稼働している場合のヒーター+フィルター+蛍光灯の1か月の電気代を合計すると、水槽4本で6773円となりました。
ただでさえ暖房を使って高くなりがちな冬ですが、熱帯魚を飼育しているとさらに電気代はかかります。
年間の電気代は約4万円
先に結論を書いておくと、40㎝~45㎝水槽4本の年間の電気代は約4万円です。
まずはヒーターの年間にかかる電気代です。
ヒーターの稼働する期間が10月~5月頃だと仮定して計算してみます。
10月・5月は稼働したとしても気温の下がる夜中のみなので、電気代は3分の1計算。
なので、6400÷3=2133円×2=4266円
11月・4月は昼間でも稼働する時がありますが、真冬ほど冷やされないので電気代の消耗も少なめだろうということで、2分の1計算。
なので、6400÷2=3200円×2=6400円
12・1・2・3月は朝晩関係なくフル稼働していると思われますから、割引なし。
なので、そのまま6400円×4=25600円
4266+6400+25600=36266円
まずはこれが4本の水槽にかかる年間のヒーターの電気代ですね。
実際にはもう少し稼働している期間がありそうなので、大体です。
後はフィルターが 215×12か月=2580円
蛍光灯が 158×12か月=1896円
これらを全て合わせると、40742円
ということで、40㎝水槽1本と45㎝水槽3本の合計4本の水槽にかかる年間電気代は、約4万円ということになります!
普段使わない頭を使って色々計算したので、何かおかしい点があれば教えてください・・・・笑
水槽1本あたり約1万円
水槽4本で約4万円なので、45㎝水槽1本なら年間の電気代は約1万円で済みます。
そう考えると思ったほど高い金額ではないですよね!
むしろ、ストレス社会で生きている我々にとって、癒しの水槽を設置できて年間1万円なら安いくらいではないでしょうか?
私自身も、今回ちゃんと計算してみて、4万円くらいならまぁいいか・・・と思えました!笑
コロナ禍で外出自粛ムードの世の中ですが、アクアリウムは自宅で楽しめる目にも心にも優しい趣味です^^
※今回書いた内容は、あくまで私の水槽設備を参考にしたものなので、使うフィルターや水槽サイズによって電気代は変動します。
ではでは、次回はアクアリウムに掛かる初期費用について書いていきたいと思います!
良いアクアライフを(^O^)/