飼育水の長期維持が可能な底面フィルターですが、それでもいずれリセットが必要になります。
ということで、今回はリセットが必要な2つの目安について、私なりの見解で書いていきたいと思います。
エアーの排出量が減った時
1つめの目安が「エアーポンプのエアー排出量が減った時」です。
1年以上エアリフト式の底面フィルターを使用した水槽で、底砂内の水の流れが悪くなり目詰まりを起こし始めると、エアーポンプのエアー排出量が減ることがあります。
エアリフト式底面フィルターは、エアーの力で底砂内にしみ込んだ水を循環させる仕組みで、そのため底砂内に酸素が行き渡り高い生物ろ過能力を発揮しています。
底砂1粒1粒の間に汚れが溜まったり、底面フィルター自体に砂や汚れが詰まったりして水の循環が悪くなると、
エアーポンプに負担がかかるからなのか、エアー排出量が減るまでの期間が調子の良い水槽と比較して早いように感じます。
これだけを見てすぐにリセットするわけではありませんが、1つの目安にはしています。
エアー量が減ってきたら、次の項目「コリドラスのヒゲが溶けていないか」を確認していきます。
※エアーポンプのエアー量については、エアストーンが劣化しているだけの可能性もあるので、まずはエアストーンを交換してみます。(ホームセンターなどで100円程度で購入可)
エアストーンを交換するだけでエアー排出量が元通りに増えることは多いです。
コリドラスのヒゲが溶け始めた時
私はリセットする際は、これを一番の目安にしています。
コリドラスは底砂の汚れに敏感な魚なので、底砂が汚れてくると一番最初に「ヒゲ」に異常が見られるようになります。
どんな状態になるかというと、健康時は鋭く伸びていたヒゲの先端に鋭さが無くなり、それでも放置しておくと徐々に短くなっていきます。
ヒゲが溶け始めた初期状態としては下の画像のような感じです↓
まだ溶けているか判断しづらいレベルですが、先端に鋭さが無くなっています。
ちなみに健康なコリドラスのヒゲはこちら↓
先端まで綺麗に鋭く伸びていますね。
ヒゲが溶け始めた時の対処法について、詳しくはこちらに書いています↓
ヒゲが溶け始めるということは底砂が汚れている証拠なので、リセットする必要があります。
プロホースで砂をざくざく掃除するだけでいいんじゃ?と思われるかもしれませんが、過去に底砂をいくら掃除してもヒゲが回復することはなかったので、それ以降はすぐにリセットするようになりました。
一度ヒゲが溶け始めてから完全にヒゲが無くなるまでの期間はけっこう長いので、緊急性は少ないですが、結局リセットが必要になるので放置せずに早めにやっておいた方がよいと思います。
ちなみに、ずっと放置しているとヒゲだけでなく、ヒレまで溶け始めることもあります。
まとめ
エアリフト式底面フィルターでコリドラスを飼育した時の水槽リセットの目安について、
・エアー排出量が減った時
・コリドラスのヒゲが溶け始めた時
これら2点を目安にしています!というお話でした!
1年以上飼育していて、「ヒゲが溶け始めたな」と感じた段階でリセットすれば問題はないと考えています。
ヒゲは根本まで溶けていなければ、ちゃんと綺麗に再生しますので^^
また、ヒゲが溶けた水槽をリセットする際は、大磯砂を殺菌することをおすすめします。
それでは、良いアクアライフを(^O^)/