熱帯魚ショップでたまたま見かけた1匹300円のコリドラス・パンダに一目惚れしてコリドラスの世界に足を突っ込まれた皆さん、こんにちは!
コリドラス飼育に興味を持つと、ブリード個体とワイルド個体の2種類がいることを知ります。
そこで気になるのが、ブリード個体とワイルド個体は何が違うの?どちらがおすすめ?という点ですよね!
ということで、どちらの飼育経験もある私がその違いについて詳しく書いていきたいと思います!
コリドラスのおすすめ通販サイトはこちらに記載しています↓
もくじ
ブリード個体とは
ブリード個体とは、人工的に養殖されたコリドラスのことですね。
主に東南アジアやヨーロッパで養殖されたものが日本へ輸入されているようです。
大量に生まれて大量に輸入されるため、コストが抑えられて値段が安いのが特徴です。
ワイルド個体とは
ワイルド個体とは、野生で採集されたコリドラスのことですね。
コリドラスの場合、殆どの種類がブラジルやペルーなどの南米で採集され、日本へ輸入されています。
ワイルド個体は採集にかかる人件費や空輸代など様々なコストがかかっているため、値段が高い傾向にあります。
採集が難しく輸入の少ない希少性の高いコリドラスは、1匹数万円で売られていることも珍しくありません。
ブリード個体の特徴
ブリード個体の特徴や魅力を実際に飼育した経験から書いていきます!
値段が安い
ブリード個体は上記したように大量に輸入されることでコストが抑えられているため、一部の希少性の高いコリドラスを除いて値段は安いです。
このため、生体購入にあまりお金をかけたくない・・・という人でも手を出しやすいですね!
ちなみに、国内でブリードされている希少性の高いコリドラスの場合はブリード個体であっても数千円する高値で売られています。
顔つきがかわいい
犬や猫でも野良猫・野良犬と、人間に飼育されている家猫・家犬って顔つきが違いますよね?
それと一緒で、コリドラスもブリード個体とワイルド個体では顔つきが違っていて、ブリード個体は丸っこくかわいい顔つきをしています。
これはブリード個体の魅力であると思っています!
ブリード個体は小さい頃から栄養たっぷりの餌を与えられて、顔周りも丸っこくふくよかに育つので「かわいい」ように見えているだけかもしれませんが(;’∀’)
最大サイズが小さめ
ブリード個体はワイルド個体と比較すると、最大サイズが小さくなる傾向にあります。
例えば、ブリードのステルバイとワイルドのステルバイでは、明らかに見て分かるほどの違いがあります。
最大サイズに成長しているワイルド個体は驚くほどでかいです!
アマゾン川という、水量が豊富で水流も餌もある環境で育つのと、水槽内という限られた水量・水流で育つコリドラスとでは埋められない差があるのでしょうね。
ただ、だからワイルド個体が優れているということではなく、ブリード個体にはブリード個体のかわいさや、人懐っこさなどのワイルドにはない魅力があります!
成熟が早い
ブリード個体は性成熟が早く、生まれて1年程度で繁殖に至るコリドラスもいます。
実際に、過去に熱帯魚ショップで購入したステルバイ(Mサイズ)が半年ほどで産卵した経験がありますから、この情報は確かですね。
ワイルド個体の場合は成熟までに数年必要と言われているため、早く繁殖させたいならブリード個体を選ぶのがおすすめですね!
ワイルド個体の特徴
次にワイルド個体の特徴や魅力を書いていきます!
値段が高い
ワイルド個体は1万キロ以上離れたブラジルやペルーなどの川で採集され、日本へ空輸便で送られてきます。
そして空輸代や採集に関わる人達の人件費など様々なコストが発生するため、基本的にブリード個体よりも値段が高いです。
また、ひとえに川と言っても下流~上流まで様々なので、採集が困難な魚ほど希少性も上がり値段が高い傾向にあります。
精悍な顔つきをしている
ブリード個体は水槽内という守られた環境下で小さい頃から豊富な餌を与えられふくよかに育つのに対して、ワイルド個体は野生の雨季・乾季のある厳しい環境の中で自ら捕食対象を探したりと、たくましく育ってきています。
また、水槽内とは比較にならない水流の強い場所を泳いでいたりするため、各ヒレも発達しており、精悍な顔つきをしています。
個人的には、これがワイルド個体最大の魅力だと思っています!
とにかくかっこいいんです!
最大サイズが大きい
広大なアマゾン川や、その支流で育つコリドラスは豊富な餌・豊富な水量の中で成長するため、水槽内という限られた環境下で育つ個体よりも最大サイズが大きくなる傾向があります。
ですので、「迫力」がある個体が多いです。
自宅でワイルド個体から生まれたコリドラスが何年経っても親と同じサイズまで成長しない・・・という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もその一人です。笑
成熟が遅い
ワイルド個体はブリード個体よりも性成熟が遅いと言われています。
というより、元々野生に生息しているワイルド個体が基準になるべきであり、ワイルド個体の成熟が正常と言えますね。
ブリード個体は約1年で産卵が可能になるようですが、ワイルド個体は3~5年ほどかかると言われています。
ただ、その種類のMAXサイズであれば、日本に輸入された時点で性成熟していることが多いため、「購入して数週間で産卵した!」ということは珍しくありません。
違いのまとめ
ブリード個体とワイルド個体の主な違いをまとめると、
- 値段
- 顔つき
- 最大サイズ
- 成熟スピード
この4つが大きいと感じます。
印象としては、ブリード個体は全体的に「コロコロした見た目でかわいい」個体が多く、
ワイルド個体は全体的に「たくましい体格でカッコ良い」個体が多いですね!
ワイルド個体には夢が詰まっている
私がワイルド個体に対して思うことは、「夢が詰まっている」ということです!
ブラジルの川を泳いでいた野生のコリドラス・・・そう思うだけで胸が熱くなります。
野生の時はどんな生活をしていたのか?どんな川幅でどんな水流の中を泳いでいたのか?等を想像するだけでトキメキます。
1万キロ以上も離れた場所で採集され、長距離輸送に耐えて日本のショップへ入荷され、自分の水槽にやってくると考えたらすごくないですか?
そんな奇跡的に巡り合えたワイルド個体が自宅で産卵でもしようものなら、嬉し過ぎて発狂してしまいますよ!
ワイルド個体は飼育が難しいというよりも、値段が1匹数千円~する種類が多いため、熱帯魚飼育歴がそれなりにあってコリドラスにある程度お金を出せる、という方はいきなりワイルド個体を飼育するのも全然アリです。
最初に飼育するならブリード個体がおすすめ
ワイルド個体でも種類によっては飼育は容易なのですが、熱帯魚自体を初めて飼育するならブリード個体がおすすめですね!
その理由は、値段が安い+飼育が容易だからです。
いきなり1匹数千円もするワイルド個体を購入して万が一☆になったりしたら意気消沈してしまいますからね。
ただ、大人気のコリドラス・パンダに関してはブリード個体であっても弱い面があるため、導入には細心の注意を払った方が良いです。
まず、熱帯魚ショップにいる時点でふらふらしている個体や痩せている個体は避けるべきですね。
優良な熱帯魚ショップであれば元気なコリドラス・パンダを販売しているため、店員さんに確認してからお腹のふっくらとした元気な個体を購入するようにしましょう!
ワイルド個体やブリード個体でおすすめのコリドラスはこちら↓
それでは、良いアクアライフを(^O^)/