クルジエンシスがポップアイになりました。
といっても、もうポップアイになってから2か月近く経っているのですが(;’∀’)
2か月経過した今は、多少見た目は改善されましたが完治はしていません。
ということで、コリドラスがポップアイになった時の原因と対処法(というと大げさですが、2か月の間にやったこと)を記録していきたいと思います。
ポップアイの症状
2020年の1月に入った時のことですが、45㎝水槽を観察していると1匹のクルジエンシス♀の状態がおかしいことに気が付きました。
目が異常に飛び出ているんです。
デメキンみたいでかわいい・・・じゃなーい!!
最初は見間違いかなと思ったのですが、何回見てもおかしい!
特に正面から見ると、目が左右に飛び出ているのがよく分かります。
ちなみに、正常な状態の時の画像がこちら↓
真横から。2枚とも全く同じ個体です。
上の2枚と下の2枚を比較すると、明らかに目が飛び出ている(ポップアイ)のが分かります。
さらによく観察してみると、症状はポップアイだけではなく、
・口周りの表皮がただれたようになっている
・眼球に白いもやが付いている
・ボーっとしている時間が多い
このような症状も見られました。
これらの症状が出たのはクルジエンシス♀1匹のみで、同居している他のコリドラスは全く異状はなく元気でした。
ちなみに、食欲は通常通りあり赤虫をよく食べていました。
原因
正直、飼育したコリドラスがポップアイになったのは初めての経験なので、ハッキリとした原因は分かりません。
ただ、考えられる原因としては、
・過密飼育によるストレス
・水槽内の移動が頻発したことによるストレス
この2点かなと思います。
まず、過密飼育によるストレスと思ったのは、クルジエンシスの入っていた45㎝水槽はチビコリ含めて30匹近く入っていたからです。
具体的な飼育数は、
- クルジエンシス4匹
- カウディマクラートゥス2匹
- ダイジョウブダエボンディの子供20匹程度
チビコリが大多数とはいえ、45㎝水槽の飼育数としては過密だったと思います。
人間でも人がたくさんいる空間にいるとストレスが溜まりますが、コリドラスも同じく泳ぐスペースが減ったりするとストレスが溜まると考えられます。
次に、水槽内の移動が頻発したことによるストレスについてですが、ポップアイになる前に何度かクルジエンシスを水槽移動していました。
1回目が、クルジエンシスの産卵を狙って40㎝水槽に移動させた時。
ただ、この後事情があり1か月も経たずして45㎝水槽に戻しました。それが2回目です。
短期間に水槽内の移動を2回行ったので、それもストレスの原因の1つにはなったのではないかと思います。
この他に考えられるのは、水質の悪化や底砂の汚れです。
ですが、私の経験ではその状況だと1匹のみに症状が出ることはなく、他のコリドラスにもヒゲやヒレが溶けるといった症状が出るはずなので、今回は違うと考えています。
エロモナス病?
ネットなどで検索していると、エロモナス病の症状としてポップアイになることがあるとの記事を見ました。
エロモナス菌は通常、水槽内に普通に存在している菌ですが、ストレスなどでコリドラスの免疫力が弱った時に猛威を振るうことがあるようです。
その場合薬で薬浴させて治療する方法もあるようですが、私はしませんでした。
というのも、これまでコリドラスに対しては寄生虫の時しか薬を使ったことがなく、薬よりも自然治癒を優先したいと思ったからです。
あと、過密水槽ではありましたが、飼育水の状態自体は悪くないと考えていたのもあります。
やったこと
ポップアイのコリドラスに対してやったことは、新規リセットした水槽に移したことです。
その理由は、過密水槽から解き放つことが第一優先だと考えたのと、
リセットした水槽はバクテリアもいませんが、コリドラスに悪さをする菌類もいないまっさらな状態なので、早く治すにはその方が良いのではないかと考えたからです。
結果的に言いますと、2か月経過した現在はこんな状態です↓
少しブレていて分かりづらいと思いますが、眼球の飛び出し具合や表皮のただれがかなり改善されました!
まだ目が飛び出していますが、これでも大分マシになったんですよ(;’∀’)
ただ、目の白いもやは一向に良くなりません。
これでも目は見えているようで、私が近づくといつものごとくサーーッと逃げていきますが・・・。
おそらくですが、このクルジエンシスは完治はしない気がします。
というのも、すでに2か月も経過していますので。
ポップアイだけでなく、白いもやや表皮のただれなど様々な症状が出るまでに進行していたので、もう少し早く発見して早い段階で対処できていれば、完治していたかもしれません。
クルジエンシスには、早期発見ができずに本当に申し訳ないです。
でも、今は餌をバクバク食べて前の元気なクルジエンシスに戻ってくれているので、一安心している状況です^^
症状が緩和されてから他のコリ達とも合流させています。
まとめ
私がコリドラスがポップアイになった時に行った対処法は
・水槽リセット
・単独飼育にする
この2点です。
ただ完治はしていない為、参考になるかは分かりませんが、少なくとも症状は良くなりました。
ポップアイになってもコリドラスがすぐに死ぬようなことはなかったので、そこは安心して良いと思います。
それよりも、ポップアイにならないような飼育環境の整備の方が大切です(お前が言うな)
私は、以前から過密気味になってきているな、と思ってはいたものの、コリドラスは健康そうに見えたので特に気にしていませんでした。
ですが実際、コリドラスはストレスを溜めていることが今回のことでよく分かったので、やはり水槽サイズ・水量に応じた適正飼育数で飼育するのがとても重要なんだと痛感しました。
思えば、クルジエンシスはカウディマの持ってきた寄生虫に侵されたり、私のだらけきった飼育によりヒゲが殆ど溶けてしまったり(今は完治)
さらには今回のポップアイと、うちにいるコリの中で一番大変な思いをさせてしまっています。
それでも長生きしてくれているので、今後も日々の観察を怠らずに長く付き合っていけたらなと思います^^
それでは、良いアクアライフを(^O^)/