コリドラス水槽ってどんな水草を入れたらよいのだろう・・・
コリドラス専用水槽を作ろうした時に悩むことの一つが、入れる水草の種類だと思います。
コリドラスばかりを入れた水槽だと見た目が地味になりがちなので、なるべく水草で華やかにしたいものですよね。
とはいえ、雑誌に載っているような綺麗な水景を作りたい!と考えて熱帯魚ショップで目に付いた「綺麗な水草」ばかりを選んでしまうと、
飼育難易度が高くて枯れてしまった・・・高かったのに!なんて憤慨してしまうことになります。
はい、昔の私のことですね。笑
ということで今回は、コリドラスと相性の良いおすすめの水草4選をご紹介したいと思います!
とにかく育てやすくて丈夫なものばかりです。
アマゾンソード
1種類目はアクアリウムのド定番!コリドラスも好んで卵を産み付けるアマゾンソードです!
・アマゾンソードのおすすめポイント
- 育成が簡単(低光量でも育つ)
- 大きく育つと存在感があり、見応え抜群
- コリドラスが好んで卵を産み付け、葉が丈夫なので回収もしやすい
アマゾンソードは育成が簡単です。
うちの45㎝水槽を例に挙げると、大磯砂を厚く敷いた底面式フィルターに、照明はテトライージーエコライト9Wという低光量ですが、問題なく育ってくれています。
CO2も必要ありません。
ただ、1つだけ育てるポイントがあるとすれば、固形肥料を与えることです。
特に大磯砂や田砂などの栄養分の無い砂を使用している場合は、主に根から栄養を吸収するアマゾンソードにとって最善の環境とは言えないため、固形肥料を与えた方が綺麗に育ちます。
うちではアマゾンソードを新しく植えた時に、テトラクリプトを根の部分に埋め込んでいます。
埋める時は1錠を4等分して根の周囲にそれぞれ埋めています。
固形肥料を使うようになってからアマゾンソードの調子が良いので、やはり効果があるのだなと感じますね。
綺麗に大きく育ったアマゾンソードは水槽内でも存在感があり、見応えも抜群です。
下手に難しい水草に手を出して綺麗に育たないくらいなら、アマゾンソードを綺麗に育てた方が美しい水景になります。
さらにコリドラスはアマゾンソードが好きらしく、好んで卵を産み付けます。
ですので、繁殖を狙っている水槽にアマゾンソードを1株植えておくだけでも、コリドラスの繁殖に少し貢献してくれているような気がしています。
アマゾンソードの葉は硬めなので、産み付けられた卵を回収する時に取りやすいのも有難いんですよね^^
ミクロソリウム
2種類目は、暗くても地味に成長してくれて見応えも抜群!なミクロソリウムです!
・ミクロソリウムのおすすめポイント
- 育成が簡単(低光量でも育つ)
- 綺麗に育った葉は緑が美しく、見応え抜群
- 成長スピードが緩やかなため、維持管理が楽
アマゾンソードと同じく、ミクロソリウムも育成が簡単です。
ミクロソリウムには色々な種類がありますが、私が育成した経験があるのはミクロソリウム・プテロプスです。
45㎝水槽に9Wの低光量でも健康に育ってくれるため、明る過ぎない環境を好むコリドラスとの相性も良いです。
CO2は必要なく、直接砂に埋めずに石などに巻き付けて沈めて育てます(主に葉から栄養を吸収するため)
綺麗に育った葉は美しいライトグリーンで目にも優しく、大きくなった株はアマゾンソードとは少し違った存在感を放ってくれます。
成長スピードは非常にゆっくりなので、トリミングなどの定期的な維持管理は殆ど必用ありません。
たまに茶色く色づいた古い葉をカットしてあげるくらいです。
そのうち自然に、「子株」と呼ばれるミクロソリウムの新芽が成長して増えていくので、見つけた時はハサミでカットして新芽を水面に浮かべておきます。
その後、ある程度大きくなったところで石などに巻き付けて沈めて育てると、ミクロソリウムがどんどん増えていきます。
私はそんなこともせずに殆ど放置していましたが、数年経過するとかなり増えました^^
成長の早い水草だと維持管理に手間がかかるので、面倒くさがりの私としては、ゆっくり成長してくれるミクロソリウムは見た目も美しく大好きです。
本当に何も考えず放置していても育つ水草なので、おすすめです。笑
アヌビアス・ナナ
3種類目は、どんな環境でも強くたくましいその姿は都会のアスファルトから顔を出すド根性大根並み!?アヌビアス・ナナです!
アクアリウムをやっている人の中で知らない人はいないだろう、と思うくらい有名すぎる水草ですね。
・アヌビアス・ナナのおすすめポイント
- 育成が超簡単(低光量でも育つ)
- コリドラスが好んで葉に卵を産み付ける
何と言ってもこの水草は育成が超簡単です!
低光量、いや、照明無しでも枯れることはないのではないだろうか?と思うくらい強くたくましい。
砂に埋めても石に活着させても、浮かべておくだけでも枯れることはありません。
そんなアヌビアス・ナナは、低光量で飼育することの多いコリドラス水槽との相性はぴったりです。
また、照明が強い場合でもアヌビアス・ナナを浮かべておくことによって下に影ができるので、そこにコリドラスが集まって談合をしている様子もよく見られます↓
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ただ、根が多いとコリドラスが動きにくそうにしていることがあるので、増えたらカットするようにしています。
そして、アヌビアス・ナナも、アマゾンソードと同じように卵を産み付けられやすいです。
コリドラスは少し硬くて表面がフラットな水草が好きなんですかね。
こちらも葉が硬いため、卵の回収がしやすくて楽ちんです!
たまにコリドラスがアヌビアス・ナナの葉の上で休んでいる姿を見るとほっこりします^^
ハイグロフィラ・ポリスペルマ
4種類目は、水を浄化してくれる頼れるヤツ!ハイグロフィラ・ポリスペルマです!
・ハイグロフィラ・ポリスペルマのおすすめポイント
- 育成が簡単(低光量でも育つ)
- 水を浄化してくれる
ハイグロフィラ・ポリスペルマは、先に紹介した3種類と同じように丈夫で育てやすいです。
見た目も美しいライトグリーンで、水槽内を柔らかい印象にしてくれます。
低光量でも高光量でも育ってくれますが、高光量だと成長速度が早くなり、葉が赤みを帯びることがあるようです。
そして私がハイグロフィラ・ポリスペルマをおすすめする最大の理由は、飼育水を浄化してくれる作用があるからです。
飼育水を長期維持する為には、コリドラスの出した糞やアンモニアを分解して最大限に無害化させる必要があります。
そこで活躍してくれるのがこの水草で、生物ろ過の過程で放出される少し有害な硝酸塩(硝酸イオン)を栄養として吸収してくれるんですね。
つまりは、水草を入れておくだけで有害な物質を吸収してくれて、飼育水を綺麗にしてくれるイメージです。
もちろん、ハイグロフィラを入れただけで全ての飼育水が浄化されるほどのパワーがあるわけではありませんが、入れないよりは入れた方が効果があると思っています。
うちではコリドラスの遊泳面積を増やすために、ハイグロフィラは砂に植えずに水面に浮かべています。
それでも気が付いたら大量繁殖しているので、環境適応力はすさまじいものがありますね。
まとめ
コリドラス水槽におすすめの水草として4種類をご紹介しました!
どれも低光量で育つ水草ばかりなので、コリドラスとの相性は抜群です。
私はアクアリウムを始めたばかりの時は「綺麗な水草」ばかりに目が行きがちだったのですが、
育成の簡単な水草でもじっくりと育てれば、ショップで買った時とは比べ物にならないくらい美しく育つことが分かりました^^
ですので、レイアウトの仕方によっては育成の簡単な水草だけで美しい水景を作ることは全然可能だと思います!
私自身はレイアウトが適当なので見栄えがあまり良くありませんが・・・(;’∀’)
それでは、参考になれば幸いです。
良いアクアライフを(^O^)/