面倒くさがりがコリドラスを飼う
コリドラス飼育

底面式フィルターで調子の良い水槽の特徴

こんにちは^^

かれこれ10年以上、底面式フィルターでコリドラスを飼育している私ですが、その中で数年リセットなしでも調子の良い水槽があります。

そこで今回は、底面式フィルターを使用し、数年継続して飼育している調子の良い水槽の特徴を書いていきたいと思います。

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エアーポンプの流量が変わらない

調子が良い水槽の特徴の1つに、数年リセット無しでも「エアーポンプの流量がセット時と変わらない」という点があります。

底面フィルターは、エアーポンプと接続し、エアーが出る時の力で底砂内にしみ込んだ水を循環させる仕組みになっています。

これにより底砂内には酸素が行き渡り、バクテリアなど水を浄化してくれる微生物がたくさん住み着いてくれるわけですね。

これが、底面フィルターの生物ろ過能力が圧倒的に高いと言われている理由でもあります。

しかし、底面フィルターを長く使用していると、底砂内に汚れが蓄積します

すると、エアーポンプがいくら頑張って空気を送り込んでも、水が循環しにくくなってしまいます。

砂と砂の間を水が通れなくなってしまいますからね。

その結果、エアーポンプの力が弱くなってしまい、エアーの出る量(流量)がセット時と比べて減ってしまうんです。

でも、調子の良い水槽は数年飼育していてもエアーの出る量がセット時とほとんど変わりません。

これについては正直、確定的な理由は私も分かっていないのですが、水槽内の生体の数と生物ろ過、水草の量やその脱窒作用など様々なバランスが取れているからではないか、と考えています。

もちろん、プロホース等で底砂内を掃除するとたくさんの汚れは出てくるのですが、何故かエアーポンプの流量は変わらないんですよね。

逆に、1年や2年でリセットが必要になる水槽というのは、大体エアーポンプの流量が減っています

3年や4年の長期間リセット無しでも調子の良い水槽の特徴として、「エアーポンプの流量がセット時初期と殆ど変わらない」という点がある。

コリドラスのヒゲが溶けない

2つ目の特徴として、「コリドラスのヒゲが溶けない」という点があります。

底面フィルターで長く飼育していると、底砂内に汚れが蓄積してくるのは前項で書きましたが、そのまま放置しておくと、底砂の汚れに敏感なコリドラスの初期症状としてヒゲが溶け始めることがあります。

ですが、長年調子の良い水槽では、底砂内が汚れていたとしてもコリドラスのヒゲが溶けるということはありません。

これは、底砂内の汚れが直接ヒゲを溶かす原因にはなっていないことの現れではないかと思います。※個人的考察

もちろん、底砂内の汚れがヒゲを溶かす原因の1つにはなっていると思いますが、直接的な原因になっているのは、「何か別の菌」のようなものではないかと推測します。

そして、その菌はバランスの取れた調子の良い水槽だと発生しにくいのではないかと考えています。

ちなみに、一度ヒゲの溶け始めた水槽では、いくら底砂内を頑張って掃除してもコリドラスのヒゲが再生することはありませんでした。

この場合は水槽のリセットが必要になってきまして、使用している砂を殺菌する必要があるのですが、それについてはこちらをご覧ください↓

コリドラスのヒゲが溶け始めたので大磯砂を煮沸殺菌! いきなりですが、コリドラスのヒゲが溶け始めました(;'∀') とは言っても、溶け始めたのは昨日今日の話ではなく3か月ほど前になる...

※底砂内が汚れていたとしてもヒゲが溶けないと書きましたが、基本的には3~4か月に1回は底砂内を掃除するべきと感じています。

調子の良い水槽で飼育しているコリドラスのヒゲは何年経っても綺麗!

餌を与え過ぎていない

3つ目の特徴として、「餌を与え過ぎていない」という点があります。

みなさんはコリドラスは餌をたくさん食べるので、ついつい餌を過剰に与えてしまった経験はないでしょうか。

私はあります。笑

しかし、餌を与えた分だけ糞やアンモニアで水を汚すので、餌を多く与える=飼育水の汚れに繋がり、それが長期飼育を難しくさせてしまうことがあると感じます。

実際に、餌の食べ残しがあったり、多く与え過ぎていた水槽は明らかに飼育水が汚れやすく、リセットが必要になるまでの期間が早かったです。

特に、底面フィルターの場合は「分厚く敷いた底砂」が生きた水を作る為の最大のポイントですから、飼育水が汚れて底砂の汚れがひどくなると生物ろ過力が一気に下がります。

もちろん、その分水替え量を増やせば対応できると思いますが、私が底面フィルターを使用する理由は、日々の作業的管理(水替え等)を減らしつつ、長期間コリドラスを健康に飼育することです。

その点を考慮すると、餌は与え過ぎない程度の量にするのが一番だと感じています。

じゃあアンタは実際どれだけ与えてますのん?と言われると、1日1回冷凍赤虫を30分~1時間で食べ切れる量だけです。

タブレット形状の餌などは、飼育水が汚れやすくなるという理由から与えていません。

赤虫なら水中に溶けることなくコリドラスの胃の中に収まってくれますからね^^

コリドラスを長年(といっても15年程度ですが)飼育していると、餌をたくさん食べさせるよりも、飼育水が綺麗であることの方が重要なことに気が付きました。

実際、その方がコリドラスは長生きしてくれます!

・餌を与え過ぎると長期間の飼育水の維持が難しくなる

・餌の量より飼育水が綺麗なことが重要

水草がイキイキしている

4つ目の特徴として、「水草がイキイキしている」という点があります。

うちで一番調子の良い45センチ水槽には、アマゾンソード・ミクロソリウム・ハイグロフィラ・ブセファンドラの4種の水草が植えてあるのですが、全て生育状態が良くイキイキとしています。

言葉では説明しづらいのですが、ただ育っているだけという感じではなく、イキイキなんです・・・笑

そして、水草がイキイキしていることと調子の良い水槽というのは、必ず比例関係にあるように感じます。

逆に、水草の成長が悪かったり、成長していても水草本来の美しさがなく寂しい感じだったりする水槽は、コリドラスは元気でも底砂が目詰まりを起こしやすかったりします。

最初の頃は、そんなの関係なくね~?とか思っちゃってたのですが、やっぱり長く飼育していると、水草がイキイキと育つ環境の方が長期飼育ができることに気が付きました。

水草は飼育水の養分(硝酸塩)を吸収してくれ、水の浄化を手助けしてくれる役割がありますので、長期間の飼育水の維持には欠かせない植物だと感じます。

水草は飼育水を浄化して安定させてくれる!

まとめ

底面式フィルターで調子が良い水槽の特徴として、

・エアーポンプの流量がセット初期と殆ど変わらない

・長年コリドラスのヒゲが溶けない

・餌を与え過ぎていない

・水草がイキイキと育っている

このようなものがありますよ~!というお話でした!

底面フィルターでコリドラスを飼育する際は、水槽サイズに応じた適正飼育数で、水草を多めに植えて餌を与え過ぎずに飼育することが重要だと感じます。

コリドラスが糞を出す→バクテリアが分解→硝酸塩を水草が吸収→嫌気性バクテリアが脱窒

大まかですが、このような水槽内の生体バランスを保つことが長期飼育のポイントなのではないかと個人的に考えています。

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それでは、良いアクアライフを(^O^)/

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