面倒くさがりがコリドラスを飼う
コリドラスの繁殖

コリドラスが繁殖しない人がチェックしてみる10の項目

熱帯魚ショップでひとめ惚れしたコリドラスを飼育するからには、やっぱり繁殖して欲しいですよね!

ですが、実際に繁殖させようしても中々思うようはにいかないもの・・・。

気持ちだけが焦ってしまい、様々な試行錯誤を尽くした結果、自分はコリドラス飼育に向いていないんだな・・・

と、コリドラス業界から身を引いてしまう人もいるとかいないとか・・・。

そんな結末は寂しすぎますので、私自身が過去に繁殖で悩んだ経験を生かして、

コリドラスが繁殖しない人がチェックしてみる10の項目を書いていきたいと思います!

私自身は今まで6種類ほどのコリドラスの繁殖経験しかないのですが、その中で学んだコツやポイントを記載できればと思います。

結論から言いますと、繁殖しやすい種類を♂♀入れて単独飼育で状態良く飼育していればそのうち産卵することが多いです。

※ショートノーズコリドラスの繁殖についての記事なので、セミロングノーズやロングノーズに関しては含まれていません。

全てを実践すれば必ず成功するというものではありませんので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

繁殖しやすい種類か?

コリドラスを繁殖させたいと思った時、まず確認しておきたいことが「繁殖しやすい種類かどうか」です。

もっと言うと、過去に繁殖事例のある種類かどうかですね!

私が繁殖経験のあるコリドラスも、過去に事例のある種類ばかりです。(ステルバイ・シミリス・ニューアドルフォイ・カウディマクラートゥス・アッシャー・ダイジョウブダエボンディ)

繁殖事例のある種類と繁殖事例のない種類とでは、その難易度はグンと上がります。

例えば、繁殖の難しい種類として知られているコリドラスに、Co.アークアタスやCo.スーパーシュワルツィなどがいます。

この2種はライン系のコリドラスで、どちらも魅力的で人気のあるコリドラスですが、色々と検索してみても繁殖事例が殆どありません。

アークアタスは繁殖事例が見つからず(あったらすいません)、スーパーシュワルツィに関しては、どうやら繁殖の成功事例があるようですが、それでも極々少数のようです。

挑戦している人は多いようですが、難易度が高いのでしょうね。

逆に、繁殖が容易とされているコリドラスには、CoパンダやCo.ステルバイなどがいますね。

これらのコリドラスは少し検索するだけでも非常に多くの繁殖事例が出てきますし、実際に私自身も最初に飼育したステルバイが繁殖した経験があります。

ですので、目的が「コリドラスの繁殖」という場合は、見た目の好みだけではなく、「繁殖しやすい種類かどうか」を確認した上で狙ってみると良い結果が得られやすいです。

余談ですが、飼育難易度と繁殖難易度は別ものなので、飼育が難しい種類だからといって繁殖も難しいかというとそうでもありません。

例えば、Co.アッシャーは少し気難しい種類と言われていますが、繁殖に関しては比較的容易です。

繁殖事例も多いですし、私自身も購入して3か月以内の産卵を経験しました。

むしろ、飼育難易度や希少性の高いコリドラスが繁殖した時の達成感というか嬉しさは半端ないので、あえて挑戦してみるのも面白いと思います^^

状態の良いコリドラスを購入しているか?

熱帯魚ショップで「状態の良い個体」を選んで購入しているかどうかは非常に大切です。

その理由は、ショップにいる時点で餌をたくさん食べて健康状態の良いコリドラスであれば、購入後に自宅水槽へ馴染むのも早いですし、繁殖に至るまでのスピードも早いことが多いからです。

逆に、欲しいコリドラスだからといってあまり状態の良くない(極端に痩せている泳ぎ方がフラフラしている・目に力がない等)コリドラスを購入してしまうと、繁殖はおろか水槽に馴染む前に☆になってしまう可能性もあります。

私自身も、過去に状態の悪いコリドラスを購入してすぐに☆にしてしまった苦い経験がある一人です・・・。

もし仮に立ち直せたとしても、繁殖に至るまでのスピードは健康状態の良い個体と比較して時間がかかるので根気が必要になります。

ですので、やはり健康状態の良いコリドラスを購入することが繁殖への近道と言えます!

健康なコリドラスの特徴は以下の項目を参考にしていただければと思います↓

  • 動きが機敏である(人が水槽に近づくとすぐに反応して逃げる)
  • 体格がガッシリしている(やせ細っていない)
  • 各ヒレがピンと伸びている
  • ヒゲが綺麗に伸びている

この4つの項目に当てはまっていれば健康なコリドラスと言えます。

体格については、やせ細っている個体は頭部以外が細く、泳ぎ方もフラフラしているのが特徴です。

逆に購入を避けた方が良い個体の特徴

  • 動きが鈍い(人が近づいても反応しない・逃げない)
  • 頭部以外がやせ細っている
  • 各ヒレを畳んでいたり、ヒレが溶けている箇所がある
  • ヒゲが無い、または切れている
  • 目に力がない・窪んでいる

こういった特徴のあるコリドラスは、どれだけ欲しい種類であってもよほど飼育に自信のない限りは避るべきですね。

しつこいようですが、健康なコリドラスを購入することが繁殖への一番の近道と言っても過言ではありません。

そう言われても近くにコリドラスを多く扱っているショップが無いんだよね・・・という方には通信販売がおすすめです。

以下の記事に掲載しているショップは、私自身が実際に購入して繁殖まで至ったコリドラスもいるので、参考までにどうぞ↓

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♂♀が入っているか?

非常に根本的なことですが、♂♀が入っていなければ繁殖に至りません。

ですので、健康に飼育しているのに繁殖しないと思ったら全員♂だった・・・なんて珍プレーをしてしまわないように、購入時に♂と♀両方が入っていることを確認しましょう!

コリドラスを多く扱っているショップであれば、「繁殖を狙いたいので♂と♀両方入れてください」と伝えれば判別して入れてくれます。

数に余裕があれば、♂3匹と♀2匹といったリクエストにも答えてくれるかと思います。

もしもコリドラスにあまり詳しくないショップで購入する場合は、自分で選別することも可能なので、♂と♀の特徴を掴んでおきましょう↓

上画像は2004年の月間アクアライフの一部から抜粋したものです。

♂の特徴

  • 体が全体的にスリムで、胸ビレと腹ビレが♀と比較して鋭角になっている

♀の特徴

  • 体が全体的にふっくらと丸みを帯びており、胸ビレと腹ビレが♂と比較して丸みを帯びている

成熟した個体ほど上記の特徴がはっきりと出るので、何度も見ていると判別できるようになります。

逆に、まだ小さい個体だと特徴が出にくいため、♂♀の判別がつきにくいです。

そのため、繁殖を狙うのであれば♂♀の判別がつく大きな個体を選ぶのがおすすめですね!

水槽サイズは適正か?

水槽サイズが適正かどうかも繁殖のさせやすさに関わってくるのではないか、と個人的には考えています。

例えば、ショートノーズ系のコリドラスであれば45~60㎝水槽が適正サイズだと感じています。

その理由は、私自身の繁殖経験が多い水槽が45~60㎝規格のものだからです。

45~60㎝水槽を繁殖用水槽として使用するメリットとしては、以下のようなことがあります。

  • 水量が程よく入るため飼育水が安定しやすく、長期間健康に飼育できる
  • 水槽設置スペースを広く必要としない
  • 水槽が大きすぎないため、産み付けられた卵を採卵しやすい

デメリットも書きたいと思ったのですが、特に思い付かないくらい飼育も繁殖もしやすいです。

正直な話、それ以上の70㎝水槽や90㎝水槽で飼育した経験がないので大きい水槽に関しては何とも言えませんが、

大きすぎる水槽は繁殖をメインとして考えた場合、スペースが広すぎて単純にもったいないと感じます。

大きな水槽は水量もたくさん入りますし、飼育水が安定するので繁殖は問題なくしてくれると思いますが、わざわざ繁殖のために用意するサイズではないのかな、と感じます。

逆に、30㎝水槽など小さすぎる水槽も繁殖に適していないのではないかと考えます。

その理由は、水量が少なくなるほど飼育水が安定しにくいため、繁殖以前に健康に飼育するのが難しいと感じるからです。

45~60㎝水槽は飼育水の安定+水槽設置スペースを取らないという、いいとこ取りの水槽なので、繁殖用水槽として非常に優れていておすすめです。

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明るい照明を使用していないか?

明るすぎる照明を使用していると、繁殖しにくいように感じています。

というより、明るいより暗い方が繁殖しやすいと言った方がよいかもしれません。

その理由は、暗い方がコリドラスが落ち着いていると感じるからです。

自宅のコリドラスを観察していると、餌を与えた時は明るい場所にサーッと出てきて狂ったようにチューチューしていますが、

ひとたび餌を食べ終えると水草の陰など暗い場所でじっとしていることが多いです。

こちらの記事に詳しく書いているのですが↓

コリドラス飼育では照明は暗めが良い!? コリドラスを飼育する時に迷う事の一つ。 そう。照明はどれくらいの明るさの物を設置すればよいのか。 水草水槽を作るわけじゃな...

コリドラスは生存本能で外敵から身を守るために、捕食する時以外は、なるべく障害物の陰など暗い場所に隠れて生活しているのではないかと想像します。

ということは、水槽自体を暗めにした方が落ち着ける範囲が広くなり、落ち着いて生活することが繁殖に繋がりやすくなるのではないかと思うわけです。

人間も暗い方がそういう気分になりやすい・・・ですよね!それは違う?

水槽を暗くする方法として一つの例ですが、うちでは水槽2本に対して1本の蛍光灯で対応しています↓

これは60㎝ワイド水槽と45㎝ワイド水槽の写真ですが、この2本に対して蛍光灯はテトラのイージーエコライト9Wです。笑

これでも水草はゆっくりですが育ちますし、コリドラスも明るい環境より落ち着いているように感じます。

他の水槽では、あえて蛍光灯の位置をずらして光の当たる範囲を狭くしたりしています。

私の知っているコリドラスの繁殖がとても上手な熱帯魚ショップでは、びっくりするくらい水槽が暗いです。

それを見て、コリドラスが落ち着ける環境=繁殖しやすい環境なのではないか、と感じました。

実際に、うちのアッシャー水槽で照明を付けずに2、3日放置していたところ、卵を産んでいたことがありました。(家を空ける用事があり、たまたまです)

ですので、色々試しても繁殖しない人は、一度照明を暗くしてみてはいかがでしょうか?

単独飼育をしているか?

繁殖を狙うなら単独飼育であることも非常に重要です。

人間に様々な人種がいるように、コリドラスにも様々な種類がいます。

同じショートノーズコリドラスでも、種類によって気性が荒かったり気弱だったり様々ですよね。

もしも、同じ部屋に日本人やアメリカ人、ロシア人が住んでいたとしたら落ち着かないですし、打ち解けるのにも時間がかかるはずです。

たぶん、それと一緒でコリドラスも色んな種類がごちゃ混ぜになっていると落ち着かないのだと思いますし、落ち着かない=繁殖に至りにくいと考えます。

ですので、よく言われていることですが、繁殖を狙うなら同じ種類だけを水槽に入れる単独飼育の方が間違いなく繁殖しやすいです。

♂♀の配分としては、♂2匹・♀1匹や♂3匹・♀2匹などの組み合わせが繁殖しやすいと感じます。

コリドラスのことを好きになると、どうしても色んな種類を飼いたくなってしまいますが、繁殖を狙うなら我慢して単独飼育がベストです!

水草は入っているか?

水草の入っている水槽の方がコリドラスが繁殖しやすいと感じます。

コリドラスに関する書籍などでは、ベアタンク(砂も水草もなし)に単独飼育で繁殖を狙っている例もありますが、

これもコリドラスが落ち着ける環境を考えた場合は、砂も水草もあった方が繁殖しやすいと個人的には考えます。

なぜ水草を入れた方が良いと感じるかというと、水草が照明を遮ることで陰ができ、そこにコリドラスが集まっている光景をよく見るからです。

集まるということは、何かコリドラスが落ち着ける理由があるはずなので、(陰になっている)その要素を取り入れた方が繁殖にも繋がりやすいのではないかと思います。

ですので、絶対にないといけないものではありませんが、ある程度水草を入れていた方がコリドラスが落ち着けて繁殖に至りやすいと感じます。

と言っても、そんなにたくさん水草を入れる必要はなく、

例えば、45㎝水槽であればアマゾンソード1株と育てやすいハイグロフィラ系の有茎やミクロソリウム1株程度を入れるだけで十分です。

特にアマゾンソードはコリドラスが好んで卵を産み付ける水草なので、おすすめですね!

水温は適正か?

よく言われているように、繁殖を考えるなら水温も大切になってきますが、基本的には24~25℃設定で良いと感じます。

うちでは夏場以外は通年25℃設定にしてあります。

夏場に関しては部屋のクーラーをガンガンにかけるか、水槽用のクーラーを設置しないと25℃まで下げるのは至難の業ですし、電気代がえらいことになります(;’∀’)

ですので私は夏場の産卵は最初から諦めています・・・笑

夏場以外はヒーターで調整できるので、水温調整に関しては簡単にできますね。

栄養価の高い餌を与えているか?

コリドラスを繁殖させるならたっぷりと栄養を摂取させてあげましょう!

市販のタブレットだけでも繁殖はしますが、より栄養価の高い餌を与えることが繁殖への近道になります。

おすすめの餌としては、

  • 冷凍赤虫
  • 活イトメ
  • ブラインシュリンプ

この辺の冷凍餌や活餌を与えてあげるとよく太ってくれ、抱卵してくれます。

特におすすめなのは冷凍赤虫で、その理由は手間がかからないからです!

活イトメは自宅で活かしておけるのも長くて2週間程度だと思いますし、栄養価は群を抜いて抜群だと思いますが、生きているだけに保存や管理に手間がかかります。

ブラインシュリンプも栄養価の高い餌ですが、水槽内で与えるとどうしても水中で舞ってしまい残骸が腐敗して水を汚しやすいです。

もちろん、活餌の栄養価と食いつきは抜群なので、多少手間がかかっても与えたい!という人は繁殖にも繋がりやすくて良いと思います。

ただ、働きながらそこまではやる自信はないな・・・という人は冷凍赤虫が解凍して水で軽くすすいで与えるだけで、なおかつ栄養価も高いのでおすすめです。

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水替えをしてみたか?

雑誌等でも嫌というほど書かれていることですが、水替えが産卵行動を誘発するのは本当です。

というのは、実際にうちでも水替えをした翌日や2日後に卵が産み付けられていた!という経験が圧倒的に多いからです!

水替え等なにもせずに飼育していても、たまに卵を発見するのですが、水替えした場合と比較すると頻度が違うと感じます。

ですので、繁殖しやすい種類を長期間健康に飼育していて、♀もふっくらとして抱卵している様子なのに中々繁殖しない!

という人は思い切って半分以上の水替えを行ってみるとすんなり産んでくれる可能性があります。

水替えに使用する水ですが、私の場合は水道水を温度調節して入れています。

めんどくさがりの私の場合は温度調節もアバウトで、水に指を突っ込んで「大体飼育水と同じ温度だな・・・ニヤリ」という程度で水をドバドバと入れます。(本当は温度計で測った方が良いのだろうけれど(^-^;)

これもよく聞く話ですが、水温云々よりも水替えによって飼育水のPHなどが変動することで産卵誘発されるのでしょうね。

うちの場合は飼育水が弱酸性なので、中性の水道水を入れるとかなりPH値が変動していると思われます。

アマゾンの自然界でも、乾季には水が干上がり池のような場所にコリドラスが閉じ込められ、そこは弱酸性の水質になっていると記事で読んだことがあります。

水槽でも水替えをせずに長期間飼育しているとバクテリア等の働きでどんどん酸性に傾いていきますね。

そこへ、新鮮な水が流れ込む雨季を再現するかのように水替えを行うと、コリドラスが雨季がきた!と錯覚して安心して繁殖行動をし始めるのかな・・・と勝手に思っています(これも何かの記事で読んだような・・・)

とにかくですね、水替えは産卵誘発に非常に効果的なのは間違いないので、もしまだ狙ってしたことのない人は是非実践してみてください!笑

まとめ

  • 繁殖しやすい種類か?
  • 状態の良いコリドラスを購入しているか?
  • ♂♀が入っているか?
  • 水槽サイズは適正か?
  • 明るい照明を使用していないか?
  • 単独飼育をしているか?
  • 水草は入っているか?
  • 水温は適正か?
  • 栄養価の高い餌を与えているか?
  • 水替えをしてみたか?

長くなりましたが、以上10個のチェック項目について書いてきました!

この記事で伝えたかったことは、栄養のある餌を与えてコリドラスが安心して暮らせる環境を整えてあげれば、そのうち繁殖してくれるということです!

こんな偉そうに書いている私もまだまだ未熟者なので、これからも新たな発見があれば書き足していきたいと思います!

※コリドラスの繁殖がうまくいき始めるとすごい勢いで増えていくので、飼いきれない数は増やさないようにしたり、増えたコリドラスの引取り手(近くの熱帯魚ショップなど)を事前に探しておくなどの対応が必要です

それでは、良いアクアライフを(^O^)/

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